仕事内容
鳶工事業務
鳶工事は全ての工事において必要不可欠な作業です。
高所を軽快に飛び回る動きから「現場の花形」ともいわれています。
新築工事、改修工事、鉄骨工事
様々な場面で用途に合わせた足場や安全設備、鉄骨建て方を施工いたします。
また揚重作業にも特化しており、クレーンを用いて安全かつスピーディーに資材の移動、設置を行います。
他業種からも一目置かれて頼られる職種であるため、鳶のリーダー=現場にいる職人のリーダーといっても過言ではありません。
01.足場
建設現場において足場の設置と撤去を手がけます。
足場がないと他の職人や業者などが作業できませんので、足場は誰よりも先に現場に乗り込みます。
「建設は鳶に始まり、鳶に終わる」という言葉もあるくらいです。
足場鳶には工程や建物のできあがりをイメージして、他の職人が働きやすいよう、作業効率のよい足場を設計することが求められます。
新築現場、改修現場においてメッシュシートという通気性の良いシートをはる作業足場・解体現場では、防音パネルや防音シートという粉塵やガラが外に出ないようにする養生足場など、足場においても目的や用途により使用する資材や方法が大きく異なります。
02.鉄骨
鉄骨鳶は鉄骨造や鉄筋コンクリート造の大型の建築の際に、建物の骨組みとなる鉄骨をつくる職種です。
クレーンでつり上げた鉄骨を空中でつかんで、指示された場所まで誘導して固定したり、鉄骨を組み立てたりします。
高層ビルの建設現場などでは地上数百メートルという場所での作業も珍しくありません。
高所作業が多いという意味では、鉄骨鳶が数ある職種のなかでも最も「鳶職人らしい鳶職人」といえるでしょう。
03.重量
ビルの屋上や地下、工場の中、橋梁(きょうりょう)工事の現場などにおいて、大型の機械や橋げたなど、重量物の搬入、設置、据え付けを行う職種です。
人力ではなく、フォークリフトやクレーン、チェーンブロックなど、機械を操作する作業が中心であり、足場鳶や鉄骨鳶よりも専門的な技能が必要とされます。 据え付けだけでなく、空調配管や給排水管の接続工事、電気工事の一部まで重量鳶がになうケースもあります。
数トンにも及ぶ重量物をミリ単位の精度で設置することが求められる重量鳶は、非常に難易度の高い仕事といえるでしょう。
04.機械組み立て・撤去
新築現場ではとび職人が機械屋さんと共にタワークレーンやロングスパンエレベーター(仮設エレベーター)を組み立て、撤去します。
【高層建築には絶対不可欠な】作業です。
05.仮囲い・安全設備
どの現場にも必ず必要な作業です。
仮囲いは敷地の境界を明確にして、第三者との接触を無くすために設置します。
また通行する全ての人の目につくものですから、精度の良さが求められる工事です。
また、安全設備とは現場に生じる開口部や端部などに手摺を設置したり、ネットやシートなどで落下物を防ぐというように、現場に潜む様々な危険を軽減させ安全へと転換させる大切な仕事です。